箱舟

AKBは夢への通過点、だからあくまで予備校みたいなもの、というスタンスがAKBの基本にあるようによく言われますが、どちらかというと予備校というよりも道場みたいなものなんじゃないのかなー、と思うわけです。というのも、やはり長いこと一緒に夢を追いかけていると、必然的にお互いに「仲間」という意識がどんどんと肥大化していくような気がするわけです。
だからこそ、ウサミスの卒業はメンバー号泣で迎えたんじゃないですかね?まぁ、俺はその頃のことはよく知らない後発の人間ですが。
どんな集団でも、その集団で動いていると、不思議と情がわいてくるもので、そうしてAという「箱」が知らず知らずのうちに形成されてきた、ちょうどその時期にこうしてヲタになったような新しい人間には、Aという「箱」がすごく魅力的に映るような気がします。あたかも最初からこのメンバーが天によって集められた同胞のように錯覚してしまうんでしょうね。
結局みんな旅立っていく存在です。だからいつまでもこのメンバーで一緒というわけにはいかないでしょう。ですが、いえ、だからこそ、今この限られた時間を彼女たち「チームA」として共有しているという貴重さに、自分の身をあずけたいと思うわけです。
だから、AKBとして有名になって欲しいとか、そこまでは思わないんですよ。一人一人がそれぞれの夢へと旅立ってくれればそれでいい。ただ、いつもその原点にこのAKBチームAというグループがあった、というコトが重要なのだと思うんですね。
これが、俺の「A箱推し」論です。

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追記。
俺のこういう感覚っていうのは、良かれ悪しかれ(まぁ悪しきことはないと思うがw)ハロープロジェクトで培われたものだと思う。更に言うなら、モーヲタという生き物に特徴的な考え方なのかもね。かれこれ8年近くハロプロに漬けていたこの脳みそのヌカは、そう簡単には落とせないみたいだな。
あと、Kはこのまま「チームK」として飛び立っていくんじゃないか、と思わせられるような雰囲気を感じる。そこが、俺がAとKに感じている大きな違いなのかもしれないな。