チームA終了

まぁ、一昨日は普通に札幌にいたので、何も言う資格が無いんですけどね。でも、これで「AKB48」はカタチを変えてしまうので、やっぱり名残惜しさが無いと言うと嘘になる。だから少しだけ。
個人主義の色濃いAKB48ではあるけれども、それぞれの葛藤が交差する交差点、それこそがチームAだったんだと思います。そして、その葛藤の交差なくして、あんなリアリティに溢れるステージは実現しなかったとも思うんですよね。
舞台の上は、虚構の世界でもなければ、描かれた理想でも無い、ありのままの、少しグロテスクなくらいの現実に満ちていました。お互いのむき出しの葛藤が言葉で覆い切れずにはみ出してしまっていました。だから、確かにステージとして見れば一体感を欠く稚拙なものだったかもしれない。けれども、そこには確かにドラマがあって、観客はそこに繰り広げられるドラマに熱狂し、陶酔し、そして「各々にとっての主人公=推し」に感情移入して葛藤を共有してきました。
それがかの場所がAKB48「劇場」という名で呼ばれていることの、大きな証左のようにも思います。チームAは、そういう場所でした。楽しかったです。唯一心残りなのは、その最後の日にそちらに行けなかったこと、だけれど、逆に言えばそれだけです。ありがとう、チームA。